広島25年ぶりV、優勝会見全文 選手の胸打った黒田博樹の涙

優勝決定試合で力投の黒田「いろいろこみ上げてくるものがあった」

――優勝が決まった瞬間は、黒田さんをはじめ、チームメイトと抱き合う姿がありました。

新井「ゲーム差はありましたけど、正直、すごくしんどかったので、いろんなことが、苦しかったこと、悔しかったことが頭の中を駆け巡って、また黒田さんが、号泣されている姿を見て、僕も号泣しました」

――続いて丸選手。今はどんな思いですか。

丸「昨年の秋のキャンプに、今までにないぐらいものすごい練習をやってきたんですけど、その練習が報われたなとしみじみ感じました」

――ゲームセットの時の感情は。

丸「9回に、アウトを一つずつ取るたびに、思いがこみ上げてきて、最後に優勝が決まった瞬間は、嬉しかったですね」

――球場にいるファンの皆さんを見て、どう感じましたか。

丸「やっぱりあれだけたくさんのファンの方々が、僕たちを支えて応援してくださったので、なんとかその思いに答えることができて、ホッとしている部分があります」

――では、菊池選手。菊池選手にとって、この優勝の味というのは、どんなものですか。

菊池「味は自分のつばの味しかしないんですけど、優勝が決まった瞬間は真っ白になりました」

――真っ白というのは、初めての体験ですか。

菊池「そうですね、はい」

――決まる直前まで、テレビで表情を見ていると、あまり変わりないようにも見えたのですが。

菊池「いつもと全く、僕の中では変わらなかったです」

――マジックがついてからも、実感はないということでしたが、優勝が現実になって改めてどうですか。

菊池「本当に、全然訳のわからない感じになって、みんなで抱き合った時に実感しました」

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