広島25年ぶりV、優勝会見全文 選手の胸打った黒田博樹の涙

菊池、考えながら戦ったシーズン、「自分を殺しつつ、みんなのために」

――新井さんはいかがですか。

新井「本当におかげさまでとしか言いようがないですね。昨年カープに戻ってきて、開幕戦の時に代打で出た時に、あんなにたくさんの声援をいただけるとは思っていなかったので、自分が感動ももらったので、今度はその声援を送ってくれたファンの皆さんに喜んでもらいたいという気持ち一つで、去年、今年とやってきました。その中でこういう風に優勝させてもらって、監督にも選手たちにも感謝したいと思います」

――今シーズンは2000本安打、300本塁打と大きな記録もありましたが、優勝というのは、また違った喜びですか。

新井「全く違いますね。全然、違います。今日が最高に嬉しいです」

――丸さんと菊池さんにうかがいますが、2人は打線のリーダーとしての立場でのシーズンだったと思いますが、改めて今シーズンの役割を考えて、いかがですか。

丸「去年がああいう形で、非常に悔しい成績だったんですけど、今シーズンに関しては、もっともっといい成績を出したいとは思っているんですけど、その中でも自分が仕事ができなかったということがあって、そういった時に、新井さんだったり、菊池だったり誠也だったりが、しっかりとカバーしてくれたというか、そういうつなぐ意識が本当に、打ってる人たちがみんなあると意識しながらやっていたので、自分ができたというよりは、本当にみんなで一丸となって戦えたなと思います」

――菊池さんはご自身の打撃を振り返っていかがですか。

菊池「丸も他の選手も、期待されている中で、何もできなくて本当に悔しい思いをして、キャンプから徹底的に打撃をやってきたんですけど、今までよりは一番難しい2番という感じでしたね」

―― 一番の難しさというのは、どこに感じていましたか。

菊池「監督からは、バントは少なくしていくぞとか、そういうことも言われて、我慢しなければいけないところもあったので、そこで本当に考えて、考えて、自分を殺しつつ、みんなのためにと思って、ずっとやってきました」

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