田中将大、防御率トップ浮上 2点台のまま終了なら、ヤ軍では19年ぶり快挙

黒田も迫った防御率2点台、200イニング目前でサイ・ヤング賞にも高まる期待

 近年では、2011年のCC・サバシアが防御率3.00とほんの僅かに届かずシーズンをフィニッシュ。また、2013年の黒田博樹は8月12日の時点では2.33、同17日には2.44と悪化させながらリーグトップに浮上した。しかし、ここから調子を落として、6連敗でシーズンを終了。9月13日時点で4月以来の3点台となる3.13まで悪化し、最終的には防御率3.31でシーズンを終えた。やはりハードルは高いが、現在のエースはどこまで迫ることができるか。

 また、防御率トップに立った田中は、投球回数も193回2/3と大台の200イニング到達が目前。この試合で自己最多の14勝目がつかなかったことは痛いが、残り3試合に登板が可能で、最高で16勝までは積み上げることが出来る。優秀な数字が並び、日本人初のサイ・ヤング賞受賞にも期待が高まってくる。

 当然、田中が安定した投球で勝ち星を増やしていけば、ヤンキースのプレーオフ進出も近づいていくことになる。ヤンキースで19年ぶりの防御率2点台投手となれば、田中、そしてチームにとって最高のエンディングを勝ち取れるかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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