かつての阪神エース候補が1539日ぶり白星 苦悩の日々乗り越えつかんだ1勝

ルーキーイヤーに4勝もその後は勝てない日々が続く

 ルーキーイヤーの2010年に1完封を含む4勝(3敗)をマークし将来を有望視されたが、その後はチャンスをもらいながらも勝てない日々が続いた。高校時代はエースで4番。打者転向の話もあったが投手1本で勝負すると心に誓っていた。結果が出ない日々が続くとトレード要員に名前が挙がることもあった。

「一生懸命やっていました。野球で頑張りたいので。結果が出てよかった」

 ここ数年は1軍、2軍を行ったり来たり。生き残るためリリーフにも挑戦。それでも腐ることなく1軍での勝利を目指し続けた。この日は秋山にとって今季ラスト登板。最後の最後まで諦めなかった男に野球の神様はほほ笑んだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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