田中将大、防御率タイトル獲得なるか? 実現すれば球団36年ぶり快挙

ヤンキース先発投手では1980年メイ以来の防御率タイトル

 15日(日本時間16日)レッドソックス戦で7回4安打1失点と好投しながら、勝敗つかずに終わったヤンキース田中将大投手。だが、その防御率は8月上旬をピークに少しずつ降下し、ついにリーグトップの2.97となった。16日現在、規定投球回に達しているア・リーグ先発投手で防御率が2点台なのは、なんと田中だけ。開幕から安定した活躍を披露している右腕は、サイ・ヤング賞候補の声も上がっているが、もしこのまま防御率タイトルを獲得すれば、ヤンキース先発投手では1980年以来の快挙となるそうだ。球団傘下のスポーツ専門チャンネル「YESネットワーク」電子版が伝えている。

 多くの名投手を輩出してきたヤンキースだが、実は防御率タイトルには縁が無かった。記事によれば、ヤンキース先発投手で最後に防御率王となったのは、1980年のルディ・メイ(防御率2.46)。その前にも、ロン・ギドリーが1978年(1.74)と1979年(2.78)に2年連続でタイトルを獲得しているが、その後に登場したペティートやムッシーナ、サバシアといった名だたる投手たちでも、防御率タイトルをつかむことはできなかった。

 田中はメジャー1年目の2014年も防御率2.77を記録しているが、この時は右ひじ靱帯に部分的損傷が見つかったため20試合の登板にとどまり、投球回数は136回1/3で規定数に達していなかった。今季はすでに自身最多30試合に先発し、193回2/3を投げているが、なぜこれだけ低い防御率を保っていられるのか。記事では、活躍のカギの1つは「被本塁打数の減少」にあると指摘している。昨年は9回あたり1.5本塁打を許していたのが、今季はほぼ半分の0.8本塁打に減少。一発に泣く試合が減ったというわけだ。

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