前田健太の出来高は現在5億円超!? 日本人選手の今季“リアル”な年俸は?

イチローや青木の契約にも出来高

 また、昨季から大きく“復調”したマーリンズのイチロー外野手は今季の基本年俸が200万ドル。250打席、300打席でそれぞれ30万ドル(約3050万円)が出来高として加算され、その後は50打席ごとに40万ドルを手にできる。現時点で350打席に立っており、ここまで100万ドルがプラスされて300万ドル(約3億5000万円)が今季年俸となっている。

 マリナーズの青木宣親外野手の契約にも出来高がついている。400打席から500打席まで25打席ごとに10万ドル(約1017万円)、525打席からは25万ドル(約2540万円)がプラスとなる。ここまでは428打席で20万ドル(約2025万円)を手にしており、基本給の550万ドル(約5億6000万円)と合わせて570万ドル(約5億8000万円)が現時点での報酬だ。

 その他、基本給が337万5000ドル(約3億4300万円)のレッドソックス・田澤純一投手は70試合登板で2万5000ドル(約254万円)の出来高がついていたが、149試合時点で52登板となっており、今季はボーナスに届かなかった。

 前田は来季以降も同じ契約内容で、投げれば投げるほど年俸は高くなる。契約破棄の条項もなく、球団側に圧倒的に有利な契約とも言えるが、チームのために投げ続ければ報酬アップにつながることは確か。今季のようにドジャースを牽引する活躍を毎年見せてくれることに期待したいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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