大谷翔平が“リミッター”解除 登板から“中0日”で「3番・DH」でスタメン

栗山監督が天王山第2Rでスタメン起用決断

 日本ハムの大谷翔平投手が、22日のソフトバンクとの天王山第2戦(ヤフオクドーム)で「3番・指名打者」で先発出場する。

 大谷は21日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で指名打者制を放棄して「8番・投手」で先発出場。投手では最速163キロの剛速球を武器に8回4安打1失点で9勝目を挙げ、打撃では6回の左翼線二塁打で4打数1安打だった。リアル二刀流でチームを首位浮上へ導いた。

 これまで中0日出場は1年目の13年に3度あるが、先発ローテーションに定着した14年以降は1度もない。今季最後のソフトバンクとの直接対決。昨オフの肉体改造もあり、“リミッター”を解除した形だ。

 今季の打撃成績は打率.317、22本塁打、65打点と好成績を残している。大谷は前夜のヒーローインタビューで「(初戦の勝利は)すごく大きいですし、気持ちはもう明日に向かっている。ファンのみなさんと一緒に勝ち抜きたいなと思います。明日はここで打席に立って、またここ(ヒーローインタビュー)に戻ってこれるように頑張ります」と連夜のヒーローインタビューを予告。この日の試合前は栗山英樹監督も「昨日なんかヒーローインタビューで言ってたね。この場に及んで、(試合に)いきたくないとは言えないよな。(30日の最終戦後は10月中旬の)クライマックスシリーズまで時間がある。初戦をとれたことをいかさないといけない。武田投手に必死になって体ごとぶつかっていきます」と期待を寄せた。

 二刀流のバットが首位決戦2連勝へ導くことが出来るか注目だ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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