田中将大、4被弾もゲーム作り7連勝 指揮官は「6回まで投げたことを評価」

プレーオフ進出へ2.5差、田中は防御率争いも「辛うじてリードしている」

 ヤンキースの田中将大投手は21日(日本時間22日)、敵地でのレイズ戦に先発し、6回7安打5奪三振2四球4失点で自己最多となる14勝目を挙げた。3回に自己ワーストとなる1イニング4本塁打を浴びたものの、大量リードにも守られて自身最長の7連勝。ヤンキースは11-5で勝利し、ワイルドカード争いでプレーオフ進出圏まで2.5ゲーム差とした。

 地元メディア「NorthJersey.com」は、「マサヒロ・タナカは苦しむ」とのタイトルで記事を掲載。すべてソロ本塁打ながら4被弾し、リーグトップの防御率が2.97から3.07に悪化したことなどを伝えている。

 記事によると、ジョー・ジラルディ監督は「彼は今夜、シャープではなかったね。ファイトしなければいけなかった」と振り返っている。ただ、序盤の大量援護で、試合自体が大味になっただけに、被弾後も6回までしっかりとゲームを作ったことはチームにとって大きかった。指揮官は「精を出して、6回を投げ抜いたことは評価したい」とも話したという。

 田中は地元メディアに対して「ホントに情けない投球だった」と反省の弁を口にしたが、自己最多の14勝目をマーク。記事では「タナカは、ア・リーグの防御率争いで辛うじてボストン(レッドソックス)のリック・ポーセロ(3.08)をリードしている」と、防御率リーグトップを守ったことも伝えている。

 ヤンキースで先発投手が防御率トップとなれば、1980年のルディ・メイ(防御率2.46)以来の快挙となる。プレーオフ進出にも望みをつないでおり、最後までエースとしての働きに期待がかかる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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