SB工藤監督、ホーム最終戦勝利に「何より」 柳田のCS起用は即答避ける

主力の活躍に「CSでも出来れば」、1軍デビューの松本に「楽しみな選手が出てきた」

 30日、ソフトバンクは楽天に8-2で勝利。本拠地ヤフオクドームの今季最終戦を快勝で飾った。先発の中田賢一は6回1失点で7勝目。打っては、中村晃が貴重な同点打、内川聖一が3打点、松田宣浩が27号ソロ。鶴岡慎也のヤフオクドーム初本塁打も飛び出し、効率よく得点を重ねた。

 試合後、最終戦セレモニーを終えた工藤公康監督は「いい形で点が取れたし、打つべき人が打って、つなぐべき人がつないでくれた。ファンに勝利を見せられたことが何より」と明るい表情で語った。

「彼らが打ってくれるのはチームにとってありがたいし、みんなが盛り上がる。今日のようなゲームをCSでもできたらと思う」と、内川、松田の活躍を特に喜んだ。

 先発の中田については「ボールの強さが出てきたし、ランナーは出すけど以前のような余分な失点がない。CSでは、どこで投げることになるかわからないけど、彼の力は必要だと思う」と評価。そして、7回にプロ初登板した松本裕樹のピッチングについて問われると、目を細めながらこう語った。

「みなさんが見てもわかるようにボール球が少ない。今シーズンの2軍のビデオを見ても、夏以降は自分の感じを取り戻したように見えた。もう少し余裕があれば、先発でも使いたかったが、CSまで試合もないからね。楽しみな選手が出てきたなと思う」

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