25年ぶりVの広島、“Aクラス請負人”とユーティリティー選手が戦力外に

ユーティリティプレーヤーとして活躍した中東

 8試合の登板に終わった14年オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約。左肘の靱帯再建手術を受け、15年オフに再び支配下登録。16年はわずか1試合の登板に終わったが、チームは25年ぶりの悲願をかなえた。

 広島入団後の登板数とチームの順位は
 13年 43試合(3位)
 14年 8試合(3位)
 15年 育成契約(4位)
 16年 1試合(1位)

 支配下登録されていた年、所属チームはすべてAクラス入りしている。ただの偶然といえばそれまでだが、久本が抜けた来季のカープが少し心配になるが……。

 一方の中東は168センチと小柄ながらパンチ力もある外野手として、06年ドラフト5位で入団。外野手登録ながら、捕手として試合に出るなど、ユーティリティプレーヤーとして活躍。途中で登録名を直己(なおき)から直瑛(なおてる)に改名するなど、心機一転をはかったこともあった。

 14年には主に代走、守備固めとして86試合に出場したが、レギュラー定着には至らず。今季は出場機会がなかった。

 優勝に沸く裏で、2人の個性派がカープのユニホームを脱ぐことになった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY