ド軍WS進出のキーマンは前田健太!? 米メディア「今季のマエダは素晴らしい」

前田は「プレーオフで最も重要なXファクター」

 米メディアがドジャースのワールドシリーズ進出のキーマンに前田健太投手を挙げている。米メディア「ファンラグ・スポーツ」のMLB情報サイト「トゥデイズ・ナックルボール」が「ケンタ・マエダはドジャースのポストシーズンのXファクター」との見出しで特集を組んでいる。

 今季、ナ・リーグ西地区を制したドジャースは7日(日本時間8日)から始まった地区シリーズでナショナルズ(東地区1位)に4-3と先勝。エース左腕カーショーは5回8安打3失点の内容で、8日(同9日)の第2戦はヒル、10日(同11日)の第3戦は前田が先発する予定となっている。

 今季新加入の前田は契約時に健康面の不安を指摘されながらもシーズンを通して先発ローテを守り、16勝11敗、防御率3.48と上々の結果を残した。勝ち星、投球回(175回2/3)ともにチームトップだった。

 今回の記事では「スプリングトレーニングに参加したロサンゼルス・ドジャース先発投手陣の中で、怪我のリスクのためにインセンティブ重視の契約を結んだ投手が、全くの故障なしに唯一シーズンを投げ抜くと誰が予想しただろうか」と言及。前田を「プレーオフで最も重要なXファクター」と位置づけ、「(ドジャースの)ワールドシリーズ出場はナ・リーグのプレーオフを初めて体験する28歳のオールドルーキーにかかっている」とレポートしている。 

 ここまでの成績についても「今季のマエダは素晴らしい」と称賛。シーズン最後の2登板で計8失点して連敗を喫したことを不安材料としながらも、先発ローテの3番手として臨むプレーオフで重要な存在とし、「ナショナルズはマエダとの対戦経験がない。彼の変化球や巧みな投球に適応するためには数打席必要だろう」と予想している。

 前田の出番は日本時間11日。ドジャースの2連勝で迎えるのか、それとも1勝1敗でマウンドに立つのか――。その投球に大きな期待が寄せられている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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