メジャー1年目16勝の前田健太、大活躍の裏にあったトレーナーの存在

登板間のトレーニングは「疲れをとることが最優先」「考え方はイチローに近い」?

 記事によれば、渡邉トレーナーは登板間隔の変化は「大きな違い」と指摘。「次の登板まで4日しかない時は、疲れを取ることが最優先されます」と話し、強度の高いトレーニングはほとんど行わなかったと明かしたそうだ。メジャーでは、先発投手もシーズン中にウェイトトレーニングを行うことが一般的。日本では比較新しい考え方だが、レンジャーズのダルビッシュ有投手はウェイトトレーニングの必要性を強く説いている。一方で、現役25シーズン目のマーリンズ、イチロー外野手は逆の立場。記事によれば、「渡邉トレーナーは,前田の考え方はダルビッシュよりもイチローに近いと言っている」そうで、負荷の少ないトレーニングを増やし、疲労回復に主眼を置いたトレーニングメニューで、怪我と無縁のシーズンを送ることに成功したという。

 レギュラーシーズンを終えた時「シーズンを通じてローテを外すことなく、16勝できた事実には満足している」と話したという前田だが、渡邉トレーナーは「彼(前田)が怪我なくシーズンを通じて過ごせたことが、私の誇れる点です」と語ったそうだ。

 地元ロサンゼルスのファンの期待を一心に背負い、本拠地で行われる地区シリーズ第3戦のマウンドに上がる前田。強力なサポートを受け、万全な体勢で勝利を狙う。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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