Rソックス敗退、引退のオルティスはファンに涙の別れ「これで終わりなんだ」

3連敗で地区シリーズ敗退、快投の上原は「一年間、応援ありがとう」

 レッドソックスは10日(日本時間11日)、本拠地での地区シリーズ第3戦に3-4で敗れ、3連敗で敗退が決まった。上原浩治投手は8回に登板して3者凡退の好投も、打線はひっくり返すことができず。2013年以来の世界一はならなかった。試合後には現役生活に幕を下ろした主砲のデビッド・オルティス内野手が、ファンに涙で別れを告げた。

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レッドソックス・上原浩治【写真:Getty Images】

 上原は2点ビハインドの8回に登板。先頭のナポリは87マイル(約140キロ)の直球で見逃し三振、ラミレスにはライト線への大飛球を打たれるも、ベッツが背走して好捕した。最後はチゼンホールを87マイルの直球で遊ゴロ。3者凡退に仕留めた。

 その裏、打線は2死一塁とすると、オルティスが打席へ。インディアンスはクローザーのアレンを投入したが、オルティスは四球を選んで一、二塁とチャンスを広げた。主砲が一塁上でファンの応援を要求すると、フェンウェイパークは大きく沸く。続くラミレスがレフト前ヒットを放ち、1点差に迫った。二塁まで進んだオルティスは、代走ヘルナンデスと交代。大歓声の中、ダグアウトへと戻ったが、続くボガーツの痛烈なライナーは二塁手の正面。この回で追いつくことはできず、レッドソックスは敗退した。

 試合後、上原は「残念ながら負けてしまいました。一年間、応援ありがとうございました!」と自身のツイッターで報告。快投は勝利にはつながらなかった。シーズン終了後にはFAとなるため、レッドソックスでの登板はこれが最後になる可能性もある。

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