13日発表の引退 規定到達なしも巨人で20年、盗塁成功率歴代1位の38歳が決断

巨人・鈴木が20年のプロ人生に幕、「今はスッキリした気持ち」

 巨人の鈴木尚広外野手(38)が今季限りで現役引退する。13日に発表し、記者会見を行った。

 1996年のドラフト4位で入団。2002年に1軍デビューを果たすと、03年には18盗塁をマーク。2014年には史上72人目、巨人では史上5人目となる200盗塁に到達した。

 今季は44試合に出場し、10打数3安打で打率.300、12シーズン連続の2桁盗塁となる10盗塁を記録。盗塁成功率は100%だった。

 プロ通算では1130試合に出場し、355安打、打率.265、10本塁打、75打点、228盗塁。通算盗塁成功率は82.91%で歴代トップ。プロ生活20年で規定打席に到達したことはなく、その盗塁の大半を代走として積み上げた、まさに走塁のスペシャリストだった。

 鈴木は自身のインスタグラムでも自身の決断を伝え、「私事ですが今季限りで引退する決意を致しました」とファンに報告。「数秒で決まる世界の中で幸せな時間を皆さんと共有できたことを嬉しく思います」と綴るなどファンに感謝の意を表し、「今はスッキリした気持ちです」と綴った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY