ドジャース捕手、カブスの“サイン盗み”主張 「彼らが何してるか知ってる」

第1戦で“サイン盗み”があったと主張、「我々は違うサインのセットを用意してる」

 前田健太投手の所属するドジャースのヤスマニ・グランダル捕手が、リーグ優勝決定シリーズで対戦中のカブスが“サイン盗み”をしていると主張した。地元テレビ局「フォックススポーツ」が報じている。

 疑惑のシーンは、前田が先発したシリーズ初戦にあったという。3-3で迎えた8回裏、ドジャースは中継ぎのブラントンがマウンドに上がった。すると、先頭打者のゾブリストに右中間への二塁打を浴びる。そして、続くラッセルの打席で異変を感じたという。

「スライダーに合っていなかったラッセルが突然、速球を待ち始めたように見えた。そして、特定のコースのね。我々がゾブリストがサインを盗んだりしていたことを知っていたかって? そうだ。知っていた。走者を二塁に置いた状況では、サインを盗まれるのではと疑心がわくものだ。我々は誰がサインを盗んでいるか知っている。我々は彼らが何をしているのか知っている。何をしようとしてくるのかもね」

 記事によると、グランダルはオールスター3度出場の名手ゾブリストが、二塁ベースからサインを盗んでいたと具体例を挙げて主張したという。

「プレーオフでは1つのサインがワールドシリーズ優勝と敗北を分ける大きな意味を持つ。だから、我々は4つか5つの違ったサインのセットを用意している。そして、コンスタントに変更しているんだ」

 前田も4回4安打3失点で降板となったカブスとのシリーズ初戦の初回と2回に、二塁に走者を背負う場面があった。ワールドシリーズ進出へ向けて、この先もドジャースバッテリーは警戒が必要となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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