MVP左腕の異例のトレード 吉川、大田ら4選手は新天地で活躍なるか

MVPを受賞した選手のトレード移籍は1992年の石井以来

 だが、毎年のようにレギュラーの一歩手前まで来たが、定位置確保には至らず、2014年からは背番号も「44」に変更となるなど苦しい時代が続いた。「入団して8年間、1軍ではいい成績を残すことができなかったのを悔しく思っています」とコメント。「北海道で活躍する姿を、皆さんに見ていただけるように頑張るだけです」と新天地での活躍を誓った。

 日本一のチームで、厳しいレギュラー争いは必至だが、チャンスはある。現状、来季の定位置が固いのはリーグ2位の打率.314を記録した西川くらいといっていいだろう。陽はFA権行使の可能性もささやかれており、残留か移籍か、流動的な状況。近藤、岡らとのサバイバルを勝ち抜き、プロ9年目での覚醒を果たしたい。

 MVPを受賞した選手のトレード移籍は異例で、1992年の石井丈裕氏までさかのぼる。大きな注目を浴びながら、新天地でどれほどの結果を残せるか。来季の両チームの注目ポイントとなりそうだ。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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