ハム矢野が残留表明&レギュラー獲り意欲 大田加入には「別に意識はない」

FA権行使せず残留、プロ15年目へ「スタメンで出られるよう準備していきたい

 FA宣言せず残留を表明していた日本ハム矢野謙次外野手(36)が4日、鎌ヶ谷の球団事務所で話し合いを持ち、正式に残留を明らかにした。

「来年ファイターズで野球をやることになりました。(今年の)最初はケガをして力になれなかったが、15連勝とか日本一とか、凄い経験をさせてもらって有難いこと。(古傷の)膝を治してから、しっかりトレーニングしていきたい。来年は代打だけじゃなくて、スタメンで出られるよう、しっかり準備していきたい」と話した。

 昨年6月に巨人からトレードで移籍。40試合で76打数15安打の打率.197、5打点。今季はケガもあって34試合で29打数6安打、打率.207、8打点にとどまったが、6月15日のDeNA戦、0-0の9回に決勝2ラン、9月7日のロッテ戦でも逆転タイムリーなど、代打で勝負強さを見せており、球団も評価している。

 古巣の巨人から同じ外野でポジション争いをする大田が加わるが「別に意識はない」とサラリ。「(巨人時代の日本一と)僕の中では違いがあるが、長くなるので」と言葉を濁していたが、レギュラーという言葉を何度も出して、来季プロ15年目のシーズンへ、決意を新たにしていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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