【U-23W杯】攻守のキーパーソンとなった真砂がMVP 金メダルは「すごく重たいです」

斎藤監督が真砂を4番に据えた理由は?

 だが、決勝前の2試合では快音が響かず。パナマ戦では、動く球やセオリー通りではない配球に惑わされ、4打数無安打2三振。「打席で迷いが出た。自分の弱さが出てしまった」と反省する一方で、自分に苛立ったという。その思いをぶつけたのが決勝オーストラリア戦、4-3で迎えた6回のソロ弾だった。

「今日は絶対に打ってやると思っていた」という主砲の一発を呼び水に、この回に5点を追加した日本は10-3と大勝。試合後、メダルを掛けると「すごく重たいです」と最高の笑顔を浮かべた。

 チームを率いた斎藤雅樹監督は、真砂を4番に据えた理由を聞かれた時、「勝負強いバッティングはもちろんムードメーカーでもあるからね」と話していた。監督の言葉通り、試合前の練習でも試合中のベンチ内でも、常に声を出して周りを盛り上げた。優勝が決まった後は、監督の胴上げを率先。「何回やる? 7回?」と背番号「77」の指揮官を7度宙に舞わせ、コーチ、団長など主だったスタッフを次々と胴上げした。

 所属するソフトバンクは、柳田悠岐、中村晃、長谷川勇也らを中心に外野の選手層が厚く、真砂はプロ4年目で1度も1軍出場がない。だからこそ、今回、侍ジャパンU-23代表に選出され、世代を代表する他球団の選手と共に戦った経験は大きな刺激になっている。「初めて当たるピッチャーばかりでも、なんとか対応できた」ことは最大の収穫。一方、「追い込まれてから三振した」ことは今後の課題。そして、海外の同世代の打者と対戦したことで、1つ見えた目標がある。

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