SB五十嵐、「メキシコあるある」で“プロ初先発” 6回途中2失点で勝利投手に

初対面で「先発として獲得した」と告げられ…ウインターリーグで「今までと違う刺激」

 メキシコのウィンターリーグに参加中のソフトバンク・五十嵐亮太投手が10日(日本時間11日)、ナランヘロス戦で“プロ初先発”し、5回1/3を4安打2失点5奪三振2四球の好投で勝利投手となった。

 トマテロスの一員として同リーグに参戦中の五十嵐。ここまで2試合の登板で1勝を挙げ、この日は初めて先発としてマウンドに上がった。初回にいきなり適時二塁打を浴び、先制を許したが、味方打線が2回にすぐさま3点を奪い逆転。五十嵐は2回は1死からヒットを許すも、続く打者は投ゴロ併殺打。3回は2三振を奪うなど3者凡退に抑えた。

 4回には暴投で2点目を失ったが、5回は再び無失点。6回の先頭打者を打ち取ったところで降板となった。78球を投げ、ストライクは49球。トマテロスは8-5で勝利し、五十嵐に2勝目がついた。

 実は、トマテラスと契約後、GM、監督との初顔合わせで「先発として獲得した」と突然、告げられたという。「プロ18年間、先発はやっていなかったので…」と苦笑いの五十嵐。知人には「メキシコあるある」だと言われたという。どうやら、メッツ時代にチームメートだったコーチが、高橋尚成氏と勘違いし、先発経験があると思っていたのだという。

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