「神ってる」鈴木、WBC選出引き寄せる満弾 小久保監督も「勝負強さ」絶賛

劇的満塁弾で決着つける、「まさか、ああなるとは思わなかった」

 野球日本代表「侍ジャパン」は13日、オランダとの強化試合(東京ドーム)に12-10で勝利した。2試合連続で延長タイブレークに突入した一戦に決着をつけたのは、今季大ブレークした広島の鈴木誠也外野手。延長10回、1死満塁の好機で、左翼席へ劇的満塁弾。「神ってる」男が初招集の侍ジャパンでも存在感を見せつけた。

 試合後、鈴木は「緊張しました」と最後の打席を振り返り「まさか、ああなるとは思わなかった」と本音をこぼした。この試合では、2回にレフト線へツーベース。さらに、7回には2点を追う7回1死二、三塁の場面で左中間への2点タイムリーを放っており「前の打席で速い球をしっかり打てていたので、いいイメージで(打席に)入れた」という。

 1人で6打点の大暴れについて「この試合に限ってはいい打席が多かった。最後にいいイメージで終われたのはよかった」と振り返る。小久保監督もこの4試合の収穫として鈴木の名前を挙げ、「初戦は硬かったけど、その後は今年(広島で)見せた活躍を見せてくれた。特に今日は勝負強さを発揮してくれた」と高く評価した。

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