侍Jに難敵 メジャー2年連続本塁打&打点2冠の強打者が米代表でWBC出場表明

ロッキーズ主砲アレナドが来春WBC出場表明、「どこまでも勝ち上がっていきたい」

 来春の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、アメリカも強力な陣容を整えようとしている。ナ・リーグで2年連続本塁打王、打点王の2冠に輝いたロッキーズのノーラン・アレナド内野手が13日(日本時間14日)、アメリカ代表として参戦することを表明した。MLB公式サイトが報じている。

「本当に難しい決断だった。苦悩していたんだ。(プエルトリコ出身の)母親の存在からプエルトリコは僕にとって大きな意味を持っている。でも、アメリカは僕が生まれた国。これまでチームUSAとこの国を代表するチャンスを手にすることができなかったんだ。アメリカとチームのためにプレーしたい。どこまでも勝ち上がっていきたい。そうなれば楽しいね」

 記事の中で25歳の強打者はそう語っている。

 アレナドは4年連続でゴールドグラブ賞を受賞した名手。昨季、42本塁打、130打点で2冠に輝くと、今季も41本塁打、133打点で2年連続2冠を達成した。

「以前も要請を受けたけれど、実現しなかった。でも、今は生まれた国を代表することができる」と語ったというアレナドはWBCでハイパフォーマンスを見せるためにトレーニングを前倒しで始める予定だという。「いつも以上に打撃練習のスタートを早めることになる。でも、他のルーティーンはいつも通りにするつもりだ」と語っている。

 すでにオリオールズの強打者アダム・ジョーンズ外野手、サイ・ヤング賞投手のナショナルズ右腕マックス・シャーザー、レイズの右腕クリス・アーチャーら実力者もアメリカ代表としてのWBC参戦に名乗りを上げている。世界一奪還を目指す侍ジャパンにとって難敵となることは間違いなさそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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