古巣へ恩返しの思いも後押し FA移籍の岸は新天地・楽天で輝けるか

好相性の楽天入団、古巣・西武を相手に好投できるか

 2016年のソフトバンク戦、2015年のロッテ戦は成績がふるわなかったが、どの球団を相手にしてもコンスタントに好成績を残していることが分かる。気がかりなのは、楽天との相性の良かったことだ。ここ3年間はいずれも防御率1点台以下。チーム被打率を見ると、2016年は2割1分9厘、2015年は1割6分7厘、2014年は2割3分6厘と抑えている。

 岸が新天地でも安定した結果を残せるかは、対戦のなかった古巣・西武を相手に、今季までの楽天戦のような投球が出来るかにかかっていそうだ。

 この日の仙台市内で行われた入団会見では、「東北、仙台を盛り上げたいと思って、こういう決断をしたので嬉しく思います」と地元愛を強調した。地元の大きな期待を力に変えて、来季以降の活躍へつなげたいところだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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