日本ハムのルーキー8選手、スカウト責任者が明かすそれぞれの魅力は?

ドラ9今井は「高校通算68本塁打。迫力満点のフルスイング」

◯ドラフト7位・郡拓也捕手(帝京高)
背番号60、178センチ、76キロ、右投右打

「強肩は今年のドラフトで1、2位を争う選手です。通常、捕手の売り文句は 『打てる捕手』ですが、彼は盗塁の出来る『走れる捕手』です。今年の夏予選では二盗、三盗、本盗を敢行するなど積極的なプレースタイルは既成概念にとらわれず、常に全力プレーのファイターズの選手にピッタリだと思います。同じポジションには高校の先輩になる石川亮選手がいますが、プロではライバルとして切磋琢磨して、暴れ回ってほしいと思います」

◯ドラフト8位・玉井大翔投手(新日鉄住金かずさマジック)
背番号54、178センチ、78キロ、右投右打

「ボール半分の制球ができる制球力。スライダー、カットボール、フォーク、最近はシュートが良くなったと聞いています。投げるリズムが良く、打たせて取る多彩な変化球の持ち主です。カーブも投げられるそうで、来年からの活躍が期待されます。昨年のルーキー・加藤投手は社会人時代の同僚で同い年。また、井口投手は大学の後輩。彼らから1年遅れのプロ入りとなりましたが、来年早々、彼らを置いていく活躍を期待しています」

◯ドラフト9位・今井順之助内野手(中京高)
背番号70、177センチ、88キロ、右投左打

「高校通算68本塁打。迫力満点のフルスイングで、岐阜県内ではスター選手でした。本塁打の時のベース一周は後から付けられるものではありません。野球が好きで、好きで仕方ない。ドラフト最下位からはい上がるぞ、という空気を出している選手に我々は惹かれました。このチャンスを是非モノにしてほしいです。父はプロ野球選手、母はプロゴルファーという家系。ボールの扱いとプロ根性は間違いなし。是非頑張ってください」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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