アストロズ加入も…青木宣親の去就不透明に、外野手補強で「FAになる可能性」

年俸7億円超の青木、米紙は「年俸調停を避けるためにFAにする可能性が高い」

 今オフにメジャー5球団目となるヒューストン・アストロズに移った青木宣親外野手(34)の去就が、再び不透明さを増してきた。アストロズが17日にドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたジョシュ・レディック外野手(29)と、4年総額5200万ドル(約58億円)で契約合意。これを受け、ヒューストン・クロニクル紙は「青木がFAになる可能性が高くなった」との見解を示した。

 ルノー・ゼネラルマネジャーは今月のGM会議で「出塁率が高くて三振が少ない」と青木を評価していたが、レギュラー確約までは明言しなかった。アストロズの外野陣は右翼ジョージ・スプリンガーと中堅ジェイク・マリスニックが決まっていた。レディックの加入によって、現時点で青木は右打ちのマリスニックと併用される見通しになった。

 ここで問題となりそうなのが年俸調停資格を持つ青木の年俸だ。行使すれば、680万ドル(約7億5000万円)程度になると予想され、4番目の外野手としては高額となる。そのため、同紙は「12月2日が期限の年俸調停を避けるためにFAにする可能性が高い」と伝えている。アレハンドロ・デアザをはじめ、低年俸で獲得できる4番目の外野手はFA市場に数多くいることも、青木との年俸調停を避ける可能性が高い理由だ。

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