タイトルホルダーや常連が落選…両リーグ19人のベストナインは狭き門

セ投手は初沢村賞のジョンソン、最優秀防御率&最多奪三振の菅野が落選

 セ・リーグ投手部門では最多勝、最高勝率(16勝、勝率.842)に輝いた広島・野村祐輔が初受賞。沢村賞を初受賞した広島・ジョンソンは2位で、最優秀防御率、最多奪三振を獲得した巨人・菅野智之は3位で落選した。今季限りで現役引退する広島・黒田博樹は2005年以来11年ぶりの受賞に期待がかかったが、4位に終わった。

 セ・リーグ野手では広島・菊池涼介内野手が最多安打(181安打)、ゴールデングラブ賞を獲得したものの、同じポジションを守るヤクルト・山田哲人に40票差の2位で落選した。02、03、06、15年と4度のベストナイン受賞歴を持つ福留孝介外野手は今季リーグ5位の打率.311と奮闘したものの、昨季に続く受賞とはならなかった。2013年から3年連続でベストナインだった鳥谷敬内野手は打率.236と極度の不振に苦しみ、通算7度目の受賞を逃した。阪神の受賞者なしは2012年以来4年ぶりだった。

 2011年から3年連続でベストナインに選ばれていた巨人・長野久義外野手は、全143試合に出場、打率.283を記録したが、3年ぶりの受賞とはいかなかった。捕手部門で2007年から8年連続で受賞していた巨人・阿部慎之助は、今季は一塁手とプレーしたため捕手での出場はなし。一塁手部門での投票は伸びなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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