西武炭谷、現状維持1億円プラス出来高でサイン 来季へ「負けてたまるか」

不本意なシーズンに「『悔しい』の一言」、シーズン中の「練習不足」を猛省

 西武の炭谷銀仁朗捕手が1日、西武プリンスドームで契約更改を行い、現状維持の1億円(推定)プラス出来高払いでサインした。

 今季は、左ひざ内側半月板損傷および左前十字靱帯断裂で長期離脱した2010年シーズン以来最少の出場117試合にとどまった。武器とする盗塁阻止率は.317、打率も.218に終わり「何もかも納得いってない。『悔しい』の一言です」と、シーズンを振り返った。

 不満足な結果となった原因として、「シーズン中の練習不足」を猛省する。「すべて数字に表れていると思います。スローイングなど、守備の方の練習に関して、一から見つめないといけない。体がしんどい時期もあり、どうしても練習量が落ちたりはしますが、もう1回自分の体をいじめるためにも、シーズン中も常に(量を)やりたいなと思います」。

 今年に引き続き、来年も選手会長を務めることが決まった。来季は2年契約の2年目。さらに今季もリーグ優勝した日本ハムの胴上げを間近で見る屈辱を味わうなど、早くも2017年シーズンへの思いは増すばかりだ。その期する思いを、自らの登場曲で表現した。

「『負けてたまるか』。何事にもその気持ちでやっていきたいと思います」

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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