侍Jの4番候補に“明暗” 筒香3億も中田は届かず、数字で見る両者の差とは?

筒香が大幅昇給で先に年俸3億円に到達、中田は2億8000万円でサイン

 侍ジャパンで4番候補と期待されるDeNA・筒香嘉智外野手、日本ハム・中田翔内野手が1日、そろって契約更改。筒香は今季年俸の1億円から2億円アップの年俸3億円で、中田は年俸2億4500万円から3500万円アップの年俸2億8000万円でサインした。(金額は推定)

 筒香は今季、打率.322に加え、44本塁打、110打点でセ・リーグ打撃タイトル2冠を達成。球団初のクライマックスシリーズ進出の原動力となった。一方の中田も打率.250ながらも、25本塁打で自己最多の110打点をマーク。2年ぶり2度目のパ・リーグ打点王に輝き、チームのリーグ優勝、日本一に貢献した。

 筒香はセ・リーグ外野手部門、中田はパ・リーグ一塁手部門で、ともにベストナイン選出。チーム戦績は中田の方が上だが、筒香が大幅昇給を勝ち取り、先に3億円に到達する形となった。所属リーグ、チームは違えど、どこに差が生まれたのか。

 2人とも所属チームでは4番を任されている。4番に求められる仕事は勝負強さ。試合を決める打撃だ。2人の得点圏打率は筒香が.393(112打数44安打)、中田は.264(197打数52安打)だった。打点数では大差はないものの、筒香が中田に比べて少ない得点機で結果を残しているのが分かる。チャンスに強い打撃を見せたといえる。

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