来季日本ハムの守護神は誰に? マーティン、増井、谷元で激戦区に

日本S胴上げ投手の谷元「ハイタッチする快感がありました」

 谷元も抑えに対して熱い思いを持っている。勝利の方程式の一角としてはもちろん、先発投手が中盤までに崩れた時にはロングリリーフを務め、今季は自己最多の28ホールドを記録。それだけでなく、マーティンが故障して帰国した広島との日本シリーズでは胴上げ投手になった。その経験が抑えへの憧れを強くしたという。

「今まで抑えを経験してこなかったが、今年は何試合か抑えをポジションを経験して。今までに見ない景色だった。ライバルはいるけど、抑えをやってみたいと思う。(中継ぎの)7、8回ではマウンドでハイタッチすることが出来ない。ハイタッチする快感がありました。虎視眈々と狙っていきたいと思います」

 増井の不振で今季途中からストッパーを務めたマーティンは52試合登板、2勝0敗21セーブ、防御率1.07と安定した投球を見せた。9月4日のオリックス戦(ほっともっと神戸)で左足首を捻挫した影響で日本シリーズ前に米国帰国となったが、11月25日に2017年シーズンの契約が合意に達した。

 現状ではマーティンがストッパーの座へ一歩リードしていると言える。今季は各球団で抑え投手の不振が目立ったが、連続日本一に挑む日本ハムでは激しい競争となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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