2年連続V逸の巨人、年俸上位者が大変動 ここ5年の年俸トップ5は?

来季日本人最高年俸は坂本に、V奪還へ期待されるベテラン勢の巻き返し

 巨人は3日までに主力クラスの契約更改を一通り終え、来季日本人最高年俸は坂本勇人内野手になる見通しとなった。今季は初の首位打者に輝くなど躍進。2年連続V逸となったチームで減俸選手も多く出る中、1億円アップの年俸3億5000万円でサインした。

 今季打率.344、出塁率.433はキャリア最高。本塁打も23本と6年ぶりに20発を超え、75打点はチーム2位、13盗塁は同1位だった。チームの中心として期待される27歳は2012年に1億1000万円だった年俸も13年1億8000万円、14年1億8000万円、15年2億2000万円、16年2億5000万円、そして今年は3億超えと着実に上げてきている。

 一方、4年契約の最終年だった内海哲也投手は野球協約の減額制限(1億円超は40%)を超える2億円減の年俸2億円に。3年契約の最終年を終えた村田修一内野手も8000万円減となり、2億2000万円でサインした。阿部慎之助捕手も6600万円減の2億6000万円で更改。阿部は14年にトップの6億円の年俸を誇ったが、15年は5億1000万円、16年は3億2600万円と減っており、ここ3年で3億4000万円のダウンとなっている。

 昨オフは杉内俊哉投手が5億円から5000万円で契約を更改。4億5000万円の大減俸を自ら申し出て世間を驚かせた。一方、今オフは菅野智之投手が1億円増の2億3000万円、長野久義外野手が5000万円増の2億2500万円でサインし、年俸上位者も大きく様変わりしている。

 今オフ現状維持の5000万円でサインした杉内、今季復活する姿を見せた村田らは来季再び躍動できるか。若手の台頭と同時にベテラン勢の活躍もV奪還には不可欠だ。

 以下が巨人のここ5年の日本人年俸上位者トップ5と来季年俸トップ5。

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