西武十亀「今年の話は無しで…」 1000万円減に「とにかくやるしかない」

プロ5年でワーストのシーズン、「不本意な年だった」

 西武の十亀剣投手が6日、契約交渉に臨み、5000万円で更改した。1000万円ダウンの大幅減提示にも「僕自身、不本意な年だったと思っているので」と、納得のサインとなった。

「来年の契約をしたので、今年の話は『無し』ということでご勘弁下さい」と振り返ることを拒みたくなるほど、厳しいシーズンだった。チーム勝ち頭だった昨季から一転、今季は武器である直球が精彩を欠き、開幕から大量失点が続いた。5回もたずに降板する試合が続き、2軍降格の苦渋も味わった。中継ぎ転向も、復調のきっかけにはならず、4勝6敗、防御率6.31と、プロ5年の中でワーストの成績に終わった。

 来年で30歳を迎える。「いつの間にか、投手の中で上から4番目になっている。中堅の位置になってきたので、言動、行動含めて、自覚を持って投手陣を引っ張っていけたらなと思っています。とにかく、やるしかないです」来季へ向け、力強かった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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