ホークス森、1700万円増の8700万円でサインも今季は「自分に腹が立った」

今季ポジション確立できず「勝ちパターンで投げたい」

 ソフトバンクの森唯斗が7日、契約を更改。3年連続の50試合以上登板が大きく評価され、1700万円アップの推定年俸8700万円でサインした。

 森は56試合に投げ、4勝3敗14ホールド1セーブ、防御率2.98。森自身は大幅アップの査定にも「いい評価をしていただいたが、あまりいい成績を残せなかった。悔しさの方が大きい」と静かに語った。

「この3年間で一番悔しいシーズンだった。3年連続50試合(登板)はいいことだと思うが、チームに貢献できていない。シーズン後半は先発していたピッチャーが中継ぎに回るなど、(ポジションを奪われ)自分に腹が立った」

 来季に向けては「全体的にレベルアップしないといけない」と、新しい球種にも取り組んでいる。「キャンプになればわかりますよ」と球種は明らかにしなかったが、今季の内容に危機感を抱いているようだ。

「打たれないのが一番なので、そのために何をするのか、また来年のキャンプからがんばるしかない。チームのリーグ優勝、日本一を目指して、その中で勝ちパターンで投げたい」

 4年連続の50試合登板を達成するためにも、2017年版の勝利の方程式に食い込むべく、森はトレーニングを続けていく。(※金額は推定)

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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