ロッテが元ソフトBペーニャ緊急補強、来週半ばに合流「素晴らしいチーム」

待望の大砲獲得、推定年俸約3300万円で背番号「54」

 ロッテは6日、ソフトバンク、オリックス、楽天でプレーした大砲、ウィリー・モー・ペーニャ外野手を獲得したと発表した。林球団本部長が会見を行い、来週半ばにチームに合流する。背番号は「54」。

 成績不振にあえぐロッテが待望の大砲を獲得した。林球団本部長によれば、松本編成部長がタンパでトライアウトを行い、長距離砲10人の候補から、日本経験優先で獲得したという。

 ペーニャは球団を通じて「また日本でプレーをすることが出来て、とても嬉しく思う。マリーンズはこれまで対戦をしていても、素晴らしいチームという印象があった。またファンが最高だ。一日でも早くチームに合流し、一緒に勝利のために戦いたい。そしてマリーンズファンの応援を楽しみにしているよ」と、喜びのコメントを寄せた。

 2012年にソフトバンク入りしたペーニャは1年目は130試合に出場し、21本塁打を放ったが、2年目は55試合出場で1本塁打にとどまった。2014年はオリックスに所属し、140試合で32本塁打をマーク。2015年は楽天に移籍し、125試合で17本塁打を放っていた。日本では4シーズンをプレーし、通算71本塁打、222打点を記録したが、2015年シーズン終了後に戦力外となり、母国ドミニカ共和国へ戻っていた。

 メジャーでは2002年にレッズでデビュー以来、大砲として期待されたが、大きく開花できず。10年でレッズ、ナショナルズ、レッドソックス、ダイヤモンドバックス、マリナーズの5球団を渡り歩いた。メジャーで最後に出場したのは、マリナーズ時代の2011年。メジャーでの通算成績は、打率.250、84本塁打、240打点だった。

 今季はインディアンスとマイナー契約を結び、キャンプに参加したが、3月30日にリリースされていた。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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