レンジャーズがマイコラス獲得に動く可能性、球団サイト特集「ルイスと類似点」

かつてレンジャーズでもプレーしたマイコラス、去就が注目される【写真:Getty Images】
かつてレンジャーズでもプレーしたマイコラス、去就が注目される【写真:Getty Images】

巨人で活躍、去就注目されるマイコラス

 4日に米国に帰国した巨人のマイルズ・マイコラス投手。2年契約の最終年を終えた右腕について古巣レンジャーズが興味を示す可能性を同球団の公式サイトが伝えた。

 2012年にパドレスでメジャーデビューした右腕は14年にレンジャーズに所属。その後、15年から巨人に入団すると1年目に13勝3敗、防御率1.92の好成績をマーク。2年目は負傷の影響などもあり14登板で4勝にとどまったが、今季は14勝8敗、防御率2.25と投手陣を支えた。

 今年で2年契約の2年目を終えた右腕について、レンジャーズの公式サイトは同球団が興味を示す可能性をレポート。球団が大谷翔平の獲得を目指していることに触れつつ、マイコラスについて「もう一つの魅力的な選択肢」とし、今後、獲得に動く可能性があることを伝えている。

 記事ではレンジャーズが過去、日本球界から獲得した選手の成功例としてダルビッシュ有、コルビー・ルイス、トニー・バーネットを挙げ、特にマイコラスはルイスと多くの類似点があることを指摘。レンジャーズでメジャーデビューしたルイスは2003年の2年目に10勝を挙げたが、不調や負傷などもあってメジャーで活躍しきれず、タイガース、アスレチックスを経て2008年に広島に移籍。2年連続で最多奪三振に輝くなど好成績を収めると、2010年からレンジャーズに復帰し、6シーズン中4シーズンで2桁勝利を記録する活躍を見せた。

 今回の特集では「レンジャーズでのルイスの活躍は、他球団にとっても日本球界により強い関心をもたらすきっかけとなった。もしマイコラスが米球界へ復帰をするか決断すれば、注目を集めないとは考えにくい」とし、「しかし、今年のFA市場の先発投手は豊作ではないため、マイコラスは先発投手を欲している球団にとっては、魅力的な選択肢となるだろう」と締めくくっている。

 NPBでの3シーズンで62登板で31勝13敗、防御率2.18と活躍した右腕。来季も巨人に残るのか、それともメジャーに復帰するのか。その去就が注目される。

(Full-Count編集部)

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