ソチ五輪銀メダル→野球転向→メジャー昇格目前 元スケーターの挑戦が話題

ソチ五輪銀メダリストのエディ・アルバレスが野球転向でメジャー昇格目前【写真:Getty Images】
ソチ五輪銀メダリストのエディ・アルバレスが野球転向でメジャー昇格目前【写真:Getty Images】

ソチ五輪はショートトラックのリレーで銀メダル、15年はマイナーで計53盗塁

 9日に平昌五輪が開幕し、早速、熱戦が繰り広げられている。これから多くのアスリートが夢舞台で金メダルを目指すことになるが、4年前のソチ五輪に出場後、すでに次の成功をつかもうとしている選手がいる。MLB公式サイトは、米国人のエディ・アルバレスについての特集している。

「エディ・アルバレスを知ろう、冬季オリンピックメダリストがホワイトソックスの遊撃手としてプレー」とのタイトル通り、アルバレスは2014年の冬季五輪に出場後、ホワイソックスに加入し、メジャーデビュー目前まで迫っているという。

 記事では、アルバレスがソチ五輪のショートトラック5000メートルリレーで銀メダルを獲得した米国チームの一員だったことを紹介。この時24歳だったが、その後、アルバレスは野球に転向。ホワイトソックスでは、すでにメジャーの一歩手前となる3Aまで昇格を果たしたと伝えている。ショートトラック出身でショートが本職だ。

 しかも、「アルバレスが持つスピードスケーティングでの経験は走塁に生かされている」という。「2015年、彼は2つのマイナーリーグレベルで53盗塁を記録した」。確かに、1Aと1A+の2つのカテゴリーで計53盗塁を記録している。翌16年は2A、3Aと昇格。この年は計11盗塁に終わっているが、116試合で65打点を記録した。

 昨年も2Aと3Aでプレー。マイナーではキャリア通算410試合出場、打率.276、20本塁打、183打点、81盗塁を記録している。潜在能力は確かなようで、記事では「昨年のスプリングトレーニングでアルバレスが放ったランニング本塁打では、ダイヤモンドをショートトラックへと変貌させた」とも紹介している。

「今回の平昌で代表チームに加入する代わりに、アルバレスはホワイトソックスでスプリングトレーニングに参加し、スポーツ界における第2の夢の実現を目指す」

 五輪出場、そしてメジャーデビューとなれば、まさしく偉業。28歳の元スケーターの挑戦に大きな注目が集まっている。

(Full-Count編集部)

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