松井秀喜氏が野球教室開催 次世代に伝えたい野球愛「もっと続けてほしい」

指導法は「人それぞれあっていい」、指導者に望むことはただ一つ

 子供たちが野球を好きだという気持ちを失わないようにすること。その1点だけを指導者たちに望んでいる。

「やっていて面白くないとね。試合になると、それは勝ったり負けたり、打ったり打てなかったりっていうのはあるから、日々の練習の中でこれが試合につながる(からやろう)とか、やっぱり野球は楽しいとか、そういうことだと思いますけど。でも、指導法は人それぞれあっていいと思いますよ。

 子供もみんなそれぞれ違うし。やっぱりジェネレーションによって、ある程度傾向はあるでしょうけど、それぞれの指導法があっていいんじゃないかと思います。僕から指導者にこうした方がいいっていうのはないですけど、好きっていう気持ちがないと続かないですから」

 引退後に「(子供たちに)野球を好きになって、もっともっと続けてほしいということだけ」というシンプルな気持ちが軸となって生まれた「Matsui 55 Baseball Foundation」は、年々野球教室の実施回数を増やしたり、今年からはフィリピンや米国などの野球チームに用具を寄付し始めるなど、活動の幅を広げている。現役を退いた今でも、野球を好きという気持ちを変わらず持つ松井氏。「こうやって縁あって触れ合って子供たちには、これから先も頑張ってもらいたいなって思います」と、次世代に野球愛を引き継いでいく。

【動画】松井秀喜氏が披露した未だ衰えぬ豪快なバッティングに子どもたちは総立ちで大歓声!

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