パで5球団Aクラスの“珍現象”発生 ホークス、オリ、ロッテが3位で並ぶ

3位でホークス、ロッテ、オリックスが並ぶ珍現象【写真:荒川祐史】
3位でホークス、ロッテ、オリックスが並ぶ珍現象【写真:荒川祐史】

1日の“混パ”は…4位のロッテ&オリックスが勝ち、ソフトバンクに追いつく、楽天だけBクラス

 ペナントレースも折り返し地点に来ていながら、稀にみる混戦となっている今季のプロ野球。すでに12球団が70試合以上を消化しているにも関わらず、セパ両リーグともに団子状態となっている。7月1日のパ・リーグは各地でデーゲーム3試合が行われ、その結果、3位に3球団が並び、5球団がAクラスという史上稀に見る“珍現象”となった。

 3位タイに浮上した1チームはロッテ。敵地ヤフオクドームでのソフトバンク戦で連勝を飾った。5回に中村、角中の連続タイムリーで先制すると、先発の酒居が7回1失点の好投。37勝34敗として、ソフトバンクと肩を並べた。ソフトバンクはここ5試合で1勝4敗と、苦しいチーム状態となっている。

 オリックスも3位タイに浮上した。今季初先発となった日本ハム・吉田から3回に2点を先制すると、4回には打者9人で一挙に4得点。ワンサイドゲームに持ち込むと、先発のディクソンが今季10試合目の先発でようやく初勝利をマーク。こちらも37勝34敗3分として、ソフトバンクとロッテと並ぶ3位タイに浮上した。

 連敗中だった西武は、楽天にサヨナラ勝ちして連敗をストップ。先発の榎田が先制を許すも、4回に栗山、中村の連続適時打などで逆転に成功。その後も5回に浅村が16号ソロ、7回には山川が20号2ラン、栗山が4号ソロを放って加点した。不安定なリリーフ陣が追い上げを許し、9回にはエラーがらみで満塁とされ、抑えのカスティーヨが押し出し四球を与えて同点に。だが、その裏に木村文紀がサヨナラ本塁打を放って劇的勝利。敗れた日本ハムに再び1ゲーム差をつけた。

【6月30日終了時点】
1西武 40勝30敗1分
2日本ハム 41勝31敗0分 0
3ソフトバンク 37勝33敗0分 3.0
4オリックス 36勝34敗3分 1.0
4ロッテ 36勝34敗0分 0
6楽天27勝44敗1分 9.5

【7月1日終了時点】
→1西武 41勝30敗1分
→2日本ハム 41勝32敗0分 1.0
→3ソフトバンク 37勝34敗0分 3.0
↑3オリックス 37勝34敗3分 0
↑3ロッテ 37勝34敗0分 0
→6楽天 27勝45敗1分 10.5

(Full-Count編集部)

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