松井秀喜氏が野球教室開催 女子の甲子園参加に「出してあげたい気持ちはある」

野球教室を開催した松井秀喜氏【写真:編集部】
野球教室を開催した松井秀喜氏【写真:編集部】

全国から集まった46人の小学生に野球の楽しさを伝える

 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏が14日、都内で野球教室を開催し、全国から集まった46人の小学生に野球の楽しさを伝えた。スローイングやバッティングの基礎を教えた後で行われたフリー打撃では、現役時代を彷彿とさせる柵越えを3本披露。子供たちの野球離れが深刻化する中、「何とかならないかと思う。こういう活動で続けてくれる子供が増えれば」と話した。

 猛暑の中、全国から抽選で選ばれた小学1年から6年までの男女46人の子供たちに最も伝えたかったのは「野球を好きでいること」。子供たちのフリー打撃では自ら打撃投手を買って出て、1人1人のレベルに合わせた声掛けを行っていた。質問コーナーでは、参加した女子選手から「女子が甲子園に出られないことがどう思いますか?」と問われると、「僕は出てもいいと思う。僕がどうこうできることではないが、出してあげたい気持ちはある。いつかそうなることを願っています」と将来的な変化に思いを馳せた。

 今夏で100回を迎える甲子園では開幕戦で始球式を務める。「私も子供の頃から憧れた甲子園。節目に呼んでいただけて光栄です。高校時代に甲子園で素晴らしい経験をしたことに感謝して投げたい。私にマウンドは似合わないけど、いい球を投げられるようにしたいです」と笑顔で意気込んだ。

 甲子園で思い出深い試合を聞かれると「手前味噌ですが…」と星稜対箕島の延長18回の死闘をあげた。「僕たちの時代は部室にその試合にスコアボードが飾ってあった。それを毎日見ていましたから」と高校時代を振り返った。

 100回という節目を迎える甲子園。今年の夏もまた、球児の心に長く残る試合が戦われる。

(Full-Count編集部)

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