オリックス小谷野が現役引退を決断 松坂世代が次々にユニホームを脱ぐ

オリックス・小谷野栄一【写真:編集部】
オリックス・小谷野栄一【写真:編集部】

今季は「憧れ」の松坂と対戦し2打数無安打

 オリックスの小谷野栄一内野手が今季限りで現役引退を決断した。近日中に引退会見が行われる。また、10月5日のシーズン最終戦となるソフトバンク戦で引退試合が予定されている。

 小谷野は“つなぎの4番”として日本ハム時代に3度のリーグ優勝に貢献し2010年にはベストナインに輝いた。三塁手としてゴールデン・グラブ賞にも3度輝くなど攻守でチームに欠かせない存在となっていた。

 2014年オフには日本ハムからオリックスへFA移籍。昨年は移籍後、最多の130試合に出場し打率.277をマークするなど復活を果たしたが、今季はケガなどに悩まされ1軍出場は69試合に終わっていた。

 今季はシーズン前から中日に移籍した松坂との対戦を心待ちにし「憧れの存在、自分の現在地が分かる相手。楽しみにしている」と語っていた。5月30日の中日戦で実現。2打数無安打に終わったが充実した表情を見せていた。

 オリックスに移籍後は常々「まだまだ若い選手に負ける気はない。体が動く限り1年でも長くプレーしたい」と現役への意欲を見せていたがケガには勝てなかった。巨人・杉内、DeNA・後藤らに続き「松坂世代」がまた一人ユニホームを脱ぐ決断を下した。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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