阪神ついにドーム戦も中止… 4位以下がCS進出も 10月11日の順位で決着

阪神・金本監督【写真:荒川祐史】
阪神・金本監督【写真:荒川祐史】

今季20戦目の中止で予備日ゼロ、さらに中止が重なると…

 ついにドーム球場まで……。30日にナゴヤドームで開催予定だったセ・リーグの中日対阪神24回戦が、台風24号による交通の乱れを考慮して中止となることが29日、主催の中日から発表された。これで阪神の試合中止は今季20回目となった。

 阪神にとっては、恨めしい台風だ。これで、ついにデッドラインに足がかかってしまった。セ・リーグのアグリーメントにより、クライマックスシリーズ(CS)の進出チーム決定は、CS開幕2日前の10月11日の順位が採用される。阪神は、すでに10月9日の巨人戦(甲子園)まですべて試合が入っており、ラスト14連戦の初戦だった9月26日のDeNA戦(甲子園)も雨で流した。

 つまり、10月1日から9日まですべての試合をこなしても、DeNA戦と中日戦の2試合が残ったまま。これを10日、11日に組み込むと、完全に予備日が埋まってしまうことになる。さらに試合が流れれば、レギュラーシーズンを途中で打ち切りにするか、あるいはダブルヘッダーを実施しなければ日程消化は不可能になってしまう。

 もはやタイトロープどころか、デッドラインを踏み越えかけている阪神の日程消化問題。本当に「4位以下からCS進出」の現象が起きてしまうのか。NPBは来季以降、本格的にスケジュールの問題を再考する必要がありそうだ。

(Full-Count編集部)

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