楽天、石井GMの積極補強が止まらない! FA、トレード、戦力外獲得と手腕発揮

来季から楽天に加入する由規と浅村栄斗(左から)【写真:高橋昌江、荒川祐史】
来季から楽天に加入する由規と浅村栄斗(左から)【写真:高橋昌江、荒川祐史】

西武からはFA権を行使した浅村を獲得、地元選手も補強

 今シーズン最下位に終わった楽天の補強が止まらない。オフに石井一久氏がGMに就任してからFA、助っ人、戦力外からの獲得、トレードと“大改革”が続いている。29日には広島から2010年のドラフト1位右腕・福井優也投手をトレードで獲得。ここまで石井GMが行ってきた補強を振り返ってみる。

 最大の補強は何といっても西武・浅村栄斗内野手。浅村は今季143試合に出場し打率.310、32本塁打、127打点をマークし自身2度目の打点王を獲得。チームを10年ぶりのリーグ制覇に導いた。オフに国内FA権を行使した、かつての後輩に石井GMが猛アタックしソフトバンク、オリックスとの争奪戦を制した。

“地元選手”の獲得にも余念がない。巨人からは金銭トレードで橋本到外野手を獲得。橋本は宮城県出身で仙台育英高校卒の28歳。今季は1軍出場がなかったが通算393試合出場で打率.243、9本塁打、79打点をマークしている。

 さらにヤクルトを戦力外となっていた由規投手を育成契約で獲得。かつて160キロをマークし2010年には12勝を挙げた右腕。度重なるケガに悩まされ今季はわずか7試合の登板に終わったがプロ通算11年で90試合に登板し32勝26敗、防御率3.66をマークしており、こちらも地元・仙台で再スタートを切る。

 また、ツインズのアラン・ブセニッツ投手とは合意間近であることを石井GMが明かしている。今季はメジャーで23試合に登板し4勝1敗、防御率7.82ながら150キロを超える直球が魅力。本当に加入することになれば、松井裕樹の状態次第では新守護神としても期待される。

〇楽天の今オフの補強

浅村栄斗内野手 西武からFA宣言

橋本到外野手 巨人から金銭トレード

由規投手 ヤクルト戦力外、育成契約

福井優也投手 広島から菊池保則投手と交換トレード

(Full-Count編集部)

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