巨人の大型補強は優勝に結びつくのか? FAダブル獲りは過去8度、翌年Vは…

2005年と2006年は2年連続でFA選手のダブル獲り

○2005年 5位→2006年 4位
野口茂樹投手(FA、中日)
豊田清投手(FA、西武)
J・パウエル投手(オリックス)
G・グローバー投手(ブルワーズ)
実松一成捕手(トレード、日本ハム)
小坂誠内野手(金銭トレード、ロッテ)
J・ディロン内野手(マーリンズ)
李スンヨプ内野手(ロッテ)
古城茂幸内野手(トレード、日本ハム)
大西崇之外野手(金銭トレード、中日)

 リーグ5位に終わった2005年。そのオフに原辰徳監督が2度目の就任を果たし、大補強に乗り出した。FAでは野口と豊田をW獲りし、オリックスのパウエル、ロッテの李も獲得。金銭トレードでロッテから小坂、新外国人としてグローバー、ディロンも補強した。だが、主力に故障者が続出したため、シーズン中盤に大苦戦。一時は最下位に転落し、最終的には4位に終わった。

○2006年 4位→2007年 優勝
小笠原道大内野手(FA、日本ハム)
門倉健投手(FA、横浜)
吉武真太郎(人的補償、ソフトバンク)
L・ゴンザレス内野手(ロッキーズ)
小田嶋正邦内野手(トレード、横浜)
谷佳知外野手(トレード、オリックス)
大道典嘉外野手(無償トレード)
D・ホリンズ外野手(デビルレイズ)

 2006年に球団史上初の2年連続Bクラスとなる4位に終わり、2年連続で大補強を敢行。小笠原、門倉と2年連続でFA選手のW獲りに成功した。新外国人でゴンザレス、ホリンズを加え、トレードで谷も獲得。門倉やゴンザレスは期待に応えられなかったものの、小笠原が打率.313、31本塁打88打点、谷も打率.318と活躍し、リーグ優勝を果たした。CSでは中日に敗れ、日本一は逃した。

○2011年 3位→2012年 優勝&日本一
村田修一内野手(FA、横浜)
杉内俊哉投手(FA、ソフトバンク)
S・マシソン投手(フィリーズ)
真田裕貴投手(横浜)
D・ホールトン投手(ソフトバンク)
中谷仁捕手(楽天)
石井義人内野手(西武)
エドガー・G内野手(カブス傘下)
高口隆行内野手(人的補償、ロッテ)
J・ボウカー外野手(フィリーズ)

 2011年は3位で優勝を逃し、オフに大型補強。村田と杉内をFAで獲得し、2006年以来5年ぶりにW獲りに成功した。さらには、新助っ人としてマシソンとボウカー、ソフトバンクから自由契約のホールトンなども獲得。杉内とホールトンが12勝をマークし、リーグ優勝と日本一に輝いた。

2016年オフには初のFA“トリプル”補強に成功

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