ハムドラ1吉田輝、投手出身ブルペン捕手が絶賛「捕りづらい」「打ちづらい」

投球練習後に植村ブルペン捕手(左)と話す日本ハムのドラフト1位・吉田輝星【写真:荒川祐史】
投球練習後に植村ブルペン捕手(左)と話す日本ハムのドラフト1位・吉田輝星【写真:荒川祐史】

投球練習を見守った清宮も「いいボールを投げていた」

 日本ハムのドラフト1位ルーキー吉田輝星投手が24日、ブルペンで3度目となる投球練習を行った。鎌ヶ谷の室内練習場で立ち投げで18球、初めて捕手を座らせて21球、直球にカーブ、スライダーを交えて計39球を投げた。

 この日、右腕のボールを受けた植村ブルペン捕手は「受けた感じは捕りづらかった。独特な感じと言うか、バッターは打ちづらいと思う。カーブも抜けて、スライダーも不規則に曲がる。球の軌道は武田久さんの感じで、落ちずに伸びてくる。初の座りで多少力んでいたが、この時期あれだけ投げられる高校生はいない」と絶賛。元々、投手としてプロ入りした植村ブルペン捕手。1軍でも12試合に登板し2012年にはプロ初勝利も挙げている。昨年ブルペン捕手に転向したが、投手としての経験も踏まえ、改めて素材の凄さを証言した。

 もっとも、練習終了後の吉田輝自身の自己採点は辛め。バランスを崩し、変化球がワンバウンドする球もあったせいか「軸足に体重が残りすぎていた。真っすぐもシュート回転するよりはいいですが。(タテ回転のスピンが効いて)キャッチャーミットが上に(はね)上がるのが理想」と、まだまだ状態には納得がいっていない様子だった。

 投球練習を見ていた1年先輩の清宮幸太郎内野手が「いいボールを投げていた。(早く)戦力になって欲しい」と話していたと伝えられると「うれしい」と素直に喜んだ吉田輝。練習終わりにはサインを求めるファン全員に30分近くかけて、色紙にペンを走らせファンサービスも行っていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY