菊池雄星がキャンプ初ブルペン 捕手は絶賛「僕が経験してきた投手とは違う」

スプリングトレーニングに参加中のマリナーズ・菊池雄星【写真:田口有史】
スプリングトレーニングに参加中のマリナーズ・菊池雄星【写真:田口有史】

捕手のフレイタスは「低めと高めの直球の投げ分けが気に入った」、英語力も称賛

 西武からポスティングシステム(入札制度)でマリナーズに移籍した菊池雄星投手が13日(日本時間14日)、キャンプイン後初めてブルペン入りした。直球にスライダー、カーブ、チェンジアップを交えて37球。ボールを受けたデビッド・フレイタス捕手はその投球、そして英語力を絶賛した。

 キャンプ初日の12日(同13日)にはウォーミングアップ、キャッチボール、守備練習などのメニューを消化していた菊池。この日はブルペン入りし、投球を披露した。キャンプイン前にも投球練習は行っていたが、反応は上々だった。

「とても良かった。直球とスライダーは本当に良かったよ」。フレイタスは、まずは投球を絶賛。そして、4球種の中で最も素晴らしかったボールについても「直球とスライダーのコンビネーションかな」と明かし、「低めと高めの直球の投げ分けが特に気に入った。スプリット(チェンジアップ)も何球か素晴らしかったけどね」と称えた。

 フレイタスがこれまでに受けてきた中で、似ている投手はいないという。「何て言うか、彼はユニークなんだ。他の誰かと比較しても、彼は独特なんだ。直球も少し違う。僕が経験してきた投手とは、少し違うんだ」。初ブルペンでユウセイ・キクチの投球をしっかりと印象づけた。

 入団会見では、堂々たる英語を披露したことでも話題となった菊池。その“能力”はやはりキャンプインしてからも存分に生きてきそうだ。

「僕たちみんなが思っている以上に、彼は英語を理解していると思うよ。彼は僕が言っていることをすべて理解していたと思うし、通訳もいたからね」

 メジャーのボール、マウンドへのアジャストはこれからさらに進んでいくはず。周囲をうならせる場面はさらに増えていくことになる。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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