ホークス武田が3回6失点とまた炎上、工藤監督「悪い方向、悪い方向に…」

ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

新・西武打線に2試合連続で打ち込まれる「浅村くんが抜けてもすごい」

■西武 11-3 ソフトバンク(オープン戦・5日・ヤフオクドーム)

 5日、ソフトバンクはヤフオクドームで西武とのオープン戦を行い、3-11で完敗した。

 先発の武田翔太投手が3回を被安打8の6失点。宮崎での練習試合に続く炎上劇に、工藤公康監督は「ボールが走ってないという感じではないんだけど……。変化球がストライク入らなかったり、カウント取れなかったり。悪い方向、悪い方向にいってしまったかな。打たれた球は確かに高いっちゃ高かったね」と振り返った。それでも「1つのきっかけで感じをつかめば変わってくることもある」とも付け加えた。

 3番手のスアレスは3イニング目に失点したものの「去年の段階から話して(先発準備を)やってもらっている。ボール自体もここというところで2、3キロ増しで投げていた。また次に期待したい」とした。
 
 武田の炎上に加え、現時点ではバンデンハークと東浜巨の出遅れも気になるところ。「候補になる投手には練習してもらっているし、ピッチングコーチも苦しいかもしれないが(開幕ローテを)6人作ってもらってしっかりと戦えるようにね」と工藤監督。ソフトバンクの先発ローテ“争い”は、早くも先発ローテ“選び”になりつつある。

 また、開幕カードでぶつかる西武打線については「浅村くんが抜けてもすごい。金子(侑史)くんが出塁すれば得点になる。やっぱり1、2番の出塁でしょうね。嫌な打線であることは間違いない」と警戒を強めていた。

 この日のホークス打線は内川聖一を6番に置き、グラシアルを4番に据えた。これについて指揮官は「いろいろと考えてやっている段階。内川くんが5番ということもあるし、4番を打つ可能性もないわじゃない。まずは個々の調子を上げてもらえるようにやってもらう」とした。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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