恒例の大宮開催を支える人たち 西武の関係者にも浸透する「We are One」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

大宮県営球場開催の西武ホームゲームを支える人たちの思い

 世間でなにかと話題になっている埼玉県。スポーツ界で言えば、プロ野球の埼玉西武ライオンズだろう。本拠地・所沢のみでなく、同県内の大宮でも試合を開催、多くのファンを集めている。その大宮開催では普段とは違う部分も多く、それを支える人々が存在する。

 恒例となった大宮県営球場(大宮)開催の西武ホームゲーム。2019年は4、5、8月と3試合が行われる。いまや所沢には連日多くの人が集まっている状況での大宮開催。独特の味がある。同じ埼玉県内でも普段のメットライフドームとは別物の雰囲気を味わえることもあり人気も高い。

 大宮の大きな魅力はやはりフィールドの近さ。選手をすぐ近くに感じることができる。また、都心から電車で約30分というアクセスの良さも大きな魅力であろう。しかし、プロ仕様ではない大宮では、運営上の苦労も大きいはず。というわけで、4月9日に行われた楽天戦前のバックステージに迫った。そこには多くの工夫と大きなパワーが満ち溢れていた。

 選手到着前、ひときわ忙しそうにしていたのは両チーム選手への食事などを準備するクルー。大宮開催時はケータリング業者が担当している。

「こういうケータリングサービスは普段からやっている。大きいところだと埼玉スーパーアリーナのライブなどです。球場の場合は外と直結しているので、もっとも気を使うのは衛生面」

 担当者はこう話す。室内環境なら、あらかじめケータリングに適した環境も整っている場合もある。しかしアマチュア野球使用が主の球場では、そうも言ってられない。

「良いプレーにつながればうれしいですね」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY