プロ野球人気高まる? 好調な観客動員、初の平均3万人超 阪神が巨人抜きトップ

阪神・矢野監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野監督【写真:荒川祐史】

セの1位は阪神、中止少なく巨人超え DeNAは大幅増

 NPBは8月11日までに641試合の公式戦を消化した。全試合数は858試合だから残りは217試合。この時点での各球団の観客動員数をみていこう。

【セ・リーグ】()は昨年の平均観客数と増減

1 阪神 237万6958人 55試合 平均4万3217人(4万831人 +5.8%)
2 巨人 230万2729人 54試合 平均4万2643人(4万1699人 +2.3%)
3 DeNA 177万2765人 56試合 平均3万1657人(2万8166人 +12.4%)
4 広島 165万5161人 53試合 平均3万1229人(3万1001人 +0.7%)
5 中日 154万9082人 50試合 平均3万982人 (3万231人 +2.5%)
6 ヤクルト145万8846人 54試合 平均2万7016人(2万7152人 -0.5%)
○セ・リーグ 1111万5541人 322試合 平均3万4520人(3万3279人 +3.7%)

 昨年は巨人が観客動員1位だったが、今年は阪神が1位。阪神は昨年、雨天や台風で11試合が中止になったのが響いた。今年の中止ははまだ2試合。振替試合は動員が難しくなるため、中止の少なさが大きな要因と思われる。

 DeNAは、横浜スタジアムの座席を拡張したことで3万人以上の動員が可能となり、12.4%の大幅増となっている。対照的にDeNAに抜かれた広島は主催全試合がほぼ満員となり、伸びしろのない飽和状態になっている。

 中日も観客数が増加しているが、ヤクルトだけが微減。今季の成績不振を反映しているようだ。セ・リーグ全体では3.7%の増加。平均観客数は3万5000人に迫っている。

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