西武、球団タイの9戦連続2桁安打で大勝 辻監督ご満悦「千賀に勝てたのは大きい」

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

今季2試合で1点を奪えていなかった千賀から、2回だけで9得点

■西武 13-8 ソフトバンク(17日・ヤフオクドーム)

 西武が自慢の打線が爆発し、直接対決に先勝した。17日、敵地ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦。2回に千賀を打ち崩す怒涛の猛攻で1イニング9点を奪ってKO。そのまま押し切って大勝し、試合後、辻発彦監督も「予想が当たった。今日は爆発するって言ったろ? 9点も取れると思わないよ。9回やっても取れると思わない。千賀に勝てたのは大きい」とご満悦だった。

 2回、1死から栗山、外崎、山川の3連打で1点を先制。木村の四球で満塁とすると、秋山は押し出し死球。さらに源田の一塁線の当たりが抜けて2点適時二塁打となった。中村も左前適時打で繋ぐと、最後は栗山が右翼スタンドへの3ラン。1イニング9得点という驚異的な攻撃を浴びせ、今季2試合で1点も奪えていなかった千賀をノックアウトした。

 4回にも山川の押し出し四球などで2点を追加し、6回にも中村の2ランで2点を加えた。球団タイ記録の9試合連続2桁安打となる13安打で13得点。試合後の辻監督は「そんなに打てる投手じゃない。だから木村の四球、秋山のデッドボール大きかった。こっちとしてはあの四球は大きいと思うよ。1点取ってからの押し出し効いたし、栗山は見事に本塁打を打った」と、千賀を攻略した打線を称えた。

 先発の高橋光は大量援護に守られて7回までソフトバンク打線を3安打に封じた。8回に今宮にソロ、明石に3ランを浴びて6点を失って降板となったものの、今季9勝目。辻監督も「光成も良かったよ。フォークが低めに行っていたし、ストレートも良かった」と評価していた。

 首位との直接対決3連戦でまず先勝し、その差を4ゲーム差に縮めた。「勝てばいい」と宿敵にまず勝利したことを喜んだ辻監督。「今日、散歩の時に馬場コーチの肩に鳥のフンが落ちたんだよ。それで勝つと思ったね。ウンが付いたって」と最後にいい加えて笑いを誘って、試合後の会見を締めくくった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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