楽天・平石監督「退団させていただく」 石井GMには会わず、2軍統括は辞退

楽天からの退団の意向を伝えた平石洋介【写真:高橋昌江】
楽天からの退団の意向を伝えた平石洋介【写真:高橋昌江】

2軍統括のポスト用意も「退団する決心をした、それが全てですね」

 楽天の平石洋介元監督が15日、退団の意向を球団に伝えた。11日には2020シーズンの1軍監督契約を行わない旨が通知されたと発表され、同時に三木肇監督の就任も発表された。平石氏には2軍統括のポストが提示されていたが、これを受け入れずに退団となった。

「本当に仙台が好きですし、宮城東北が好きで、楽天にきて15年ですけれど。選手であったりスタッフ、球団職員であったり、またファンの皆さんであったり。思い入れは誰にも負けないくらい持っていますけど、そんな私でもね、退団する決心をした。それが全てですね」と語った平石氏。

 2軍統括ポストについて「お話しいただいたことは当然ありがたい」とだけ話すに止めた。今回の退団については「(石井)GMには会ってない、安部井さん(チーム統括本部長)と(立花)社長にはお話をしました」と一部の幹部のみに伝えたという。

 昨季途中に監督代行を務め、今季から正式に監督に就任。昨年最下位に沈んだチームを今季3位に導き、2年ぶりのクライマックスシリーズ進出を決めた。「いろんな全てが思い出に残っていると思います」。2004年にドラフト7位で楽天から指名を受け、2011年の引退まで選手として、2012年からはコーチとして楽天一筋だったが、着慣れたユニホームをついに脱ぐこととなった。

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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