ソフトバンク、江川智晃に戦力外通告 04年ドラ1、引退へ「やり切った感ある」

戦力外通告を受けたソフトバンク・江川智晃【写真:藤浦一都】
戦力外通告を受けたソフトバンク・江川智晃【写真:藤浦一都】

2004年のドラフト1位で入団し、今季がプロ15年目だった

 ソフトバンクは21日、江川智晃外野手に来季の契約を結ばない旨を通告した。この日午前、ヤフオクドーム内の球団事務所で球団幹部から通告を受けた。江川は現役を引退する可能性が高いことを示唆した。

 球団との話し合いを終えた江川は「来季の契約は結ばないと話がありました。やりきった感はある。育ててくれた両親、家族がいるのでこう思っていると話はしたいと思っています」と語り、現役引退を選択する可能性が高いことを示した。

 プロ15年間、ソフトバンク一筋で戦ってきた江川。「大した成績も残せなくて、あまり貢献できなかったのに、15年もやらせてもらって感謝しかない。1番の思い出はチームメートやいい人たちに出会えたことが財産になった。成長させてもらった」と、球団とチームメートに感謝の思いを語った。

 江川は2004年のドラフト1位で宇治山田商からソフトバンクに入団。右の大砲候補と期待され、2013年には77試合で自己最多となる12本塁打を放ったが、故障などでレギュラー定着はならず。昨季は5試合、今季も11試合の出場にとどまり、日本シリーズの出場資格者40人からも外れていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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