西武平井、1億円の大台 球団記録81登板で6500万円の大幅増「1本いただきました」

契約更改を行った西武・平井克典【写真:安藤かなみ】
契約更改を行った西武・平井克典【写真:安藤かなみ】

3500万円からの大幅昇給、入団から3年で1億円プレーヤーに

 西武の平井克典投手が3日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、ほぼ3倍増となる6500万増の年俸1億円でサインした(金額は推定)。今季は81試合に登板し、1961年に球団OBの稲尾和久氏が残した1シーズン78登板という球団記録を更新するなど大車輪の活躍でチームのリーグ2連覇に大きく貢献した。

 会見場に姿を見せた平井は「保留します」と切り出したが、すぐに「嘘です。1本いただきました」とニッコリ。2016年ドラフト5位で入団してから3年で1億円プレーヤーに上り詰めた。「今年の優勝に貢献したと評価していただいた。81試合を投げたところも評価していただきました」と交渉の場での球団とのやりとりを明かした平井。「来季は数字に対するこだわりは捨てたい。後輩も入ってくるし、若い投手も出てきている。背中で引っ張っていきたい」と大台に乗った自覚と責任を口にした。

 今季はブルペン陣の要として休みなく働き続けた。81試合登板という偉業を達成したが、本人は「81試合も投げたのかな、オレ」と笑い飛ばし、「僕自身も挑戦したかった。使っていただいた監督、コーチには感謝したい」と納得顔で頷いた。来季については「なによりもまずは3連覇。そして同じ土俵に立って(ソフトバンクと)ガチンコでやりたい」と、日本一奪取を力強く誓った。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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